サールナートとは?
四大仏跡の一つ、仏教の聖地として有名なブッダ初転法輪(*しょてんぽうりん)の地です。シャカは悟りを開いた後、ブッダとなりこのサールナートにたどり着き、且つてともに修行していた5人の修行僧に対して初めて自分の覚った真理について語りだしたという。その場所がここ、サールナートと言われる場所、ダメーク・ストゥーパ・モニュメントサイト(Dhamekh Stupa Monument Site)です。ここにはかつて僧院があり、6世紀頃に作られたが現在は破壊され土台と大きなダメーク・ストゥーパを残すのみとなってます。
また、そのすぐ近くにムールガンダ・クティー(日本語で初転法輪寺)という割と新しい寺院がある。ブッダの誕生を描いた壁画など、とても見どころが多く、一緒に訪れることをおすすめします。
初転法輪(*しょてんぽうりん)
初転法輪(しょてんぽうりん, パーリ語:Dhammacakkappavattana Sutta)とは、釈迦が初めて仏教の教義(法輪)を人びとに説いた出来事を指す。<Wikipedia より>
ダメーク・ストゥーパ・モニュメントサイト
場所
ワラーナシーの町の北東10kmにある場所。国際空港から車で約1時間ほどの距離です。
営業情報
営業時間 日の出~日没
費用:200Rs
※日差しを遮るものがないので、帽子などあった方が良いです。
行ってきました!(体験記)
近くの学校から遠足で子供たちがたくさん来てました。仏教系の学校でしょうか。
中はかなり広い荒野になっており、ところどころレンガ造りの土台のようなものがありました。ずいぶん前に破壊されてしまったような雰囲気です。
仏教の教えで右回りに回るのが最高の礼儀ということで現地の小学生がストゥーパの周りをまわってます。
一部きれいな壁画が残ってました。熱心な巡礼者が金箔を付けていった跡も残ってます。
ムールガンダ・クティー(初転法輪寺)
ムールガンダ・クティーとは?
ダメーク・ストゥーパ東、仏陀の生涯を描いた壁画が戦前のものとは思えないほど鮮やかに残っている寺院です。この壁画は戦前に日本人画家、野生司香雪による作品ということです。インド政府からの依頼で、日本人として渡印し、5年の歳月をかけて描かれたものだそうで、パステルカラーの色合いはとても色鮮やかにいまでも残ってます。また、サールナート遺跡から出土した初転法輪像のレプリカや日本から贈られた梵鐘も見ることができます。
場所
国際空港から1時間程度。サールナートの遺跡から歩いて5分の場所でs。
関連情報
営業時間
4:00 – 11:30 / 13:30 – 20:00 年中無休
入場料金
無料(靴を預けるのに2ルピー必要)
ムールガンダ・クティー行ってきました!
日本人が描いた有名な壁画
[(生誕)ブッダの生誕を描いた壁画]
野生司香雪の直筆の言葉
此壁畫ハ大菩提協會ヨリ日本政府を通ジテ依嘱セラレ、佛紀二千四百九十八年ヨリ同二千五百二年ニ至リテ完成ス。斯費用ハ英人佛教徒ビー・エル・ブロー トン氏ノ寄付ニ始リ他ハ畫作者ガ雨期ニ於テ幾多ノ作畫ヲナシ印度錫蘭緬甸ノ各地ニ數回ノ展覧會ヲ催シソノ収益ヲ以テコレニ當ツ残餘ハ日本政府及ビ日本印度民間篤信者ノ喜捨ニヨリテコレヲ支ヘタリ。今茲ニソノ有縁信士ノ爲メ謝意ヲ表ス壁画造爲ノ大願成就ハ偏ニ佛陀ノ廣大無邉ナル慈恩ノ賜ト合掌禮拝ス。
皇紀二千五百九十六年野生司香雪 拝記
併設された簡易動物園(ワニやハリネズミなど見れます)
なぜか、初転法輪時に併設されている動物園がありました。ワニなど意外な動物がみれて面白かったです。
タイ寺院
この近くに12年かかって建設され、2011年3月に完成した寺院があり、巨大な仏像がありました。さすが仏教国タイですね。