仏教の聖地、ラージギルに行ってきました!
ラージギルとは?
仏教八大聖地のひとつ。5つの山に囲まれた盆地で、古代ブッダの時代、マガダ国の首都、ラージャグリハ(漢訳は王舎城)があった場所で、出家したブッダが修行に入った場所であり、後年、悟りを得た後も多くの弟子に対して説法をした場所でもある。
岩山の一つラトナギリ(多宝山)の上に建設された仏塔は、日本山妙法寺が立てたヴィシュワ・シャンティ・ストゥーパがある。
また、グリッドラクータ山(霊鷲山)は、山頂付近に鷲の形をした岩があったことからその名前が付けられている。晩年のブッダが説法をした場所で聖地化されてます。
ちなみに、ジャイナ教の開祖であるマハーヴィーラもこの地で修行をしていたため、ジャイナ教の聖地も多いです。
釈迦が説法した地の一つで、外輪山に囲まれた盆地の中にある都市遺跡だが、考古学的にはあまり解明は進んでいない。北インドでは珍しく温泉が湧き出る。現在はラージギルという名で呼ばれている。
場所
ガヤー空港から車で約2時間あまりの距離。
ラージギルにあるラトナギリ(多宝山)とグリッドラクータ山(霊鷲山)に行ってきました!
ガヤ―空港からラージギルへの移動
ガヤ―からラージギルへ車で移動中の風景。とてもきれいな緑が広がっていてゴミが少ない印象。とても気持ちの良いドライブでした!
グリッドラクータ山(霊鷲山)への入り口
グリッドラクータ山(霊鷲山)とラトナギリ(多宝山)は途中まで一緒の道なので入り口は一緒です。しかしこの日はとても暑い日でした。。。。
ロープウェイを期待していたのですが、この日は動いていなかったみたいでした。30分ほどかけて登ることに。。。
良くあるインドの出店道。たくさんの人から声をかけられます。
少し登っただけでこの景色。この景色はブッダが見ていたものと変わらないのだろうと思いながら登りました。
ブッダ没後、仏教は徐々に衰退の道をたどります。そしてついには廃れてしまい、この場所も長い間忘れ去られ誰も訪れる人はいませんでした。そして1903年に日本人の探検隊によって、この地がグリッドラクータ山(霊鷲山)だと判明したとのこと。それまではこんなにきれいな道ではなく、歩きにくい山道だったのだろうと思います。
このグリッドラクータには、いくつか石窟があり、それぞれブッダの弟子が修行していた場所だそうです。中にはお供え物があり荘厳な雰囲気でした。
ここからグリッドラクータ(霊鷲山)に向かいます。
実はさっきからずっと自分にくっついてくるガイドらしき人がいました。身分証明もなく、普段着のまま、ガイドいるか?と何度も聞いてくる。
「いらない」と答えているのにずっとついてきて、ここは何々、あそこは何々と教えてきてくれるのです。そして最後に「お金をくれ」と。よくあるインドの押し売りですね。
なんとなく、ここは聖地でありお金を払うと良いことがありそうな気はしますが、
「お金はあげません、最初にいらないと言ったでしょ」
しっかりとお断りしました。
その後、しつこくついて来ましたが、無視していたら途中であきらめて帰っていきました。
グリッドラクータ山(霊鷲山)の山頂
若干の切り開かれた道が見えますが大部分が森になっており、とても自然豊かな場所になってました。
ラトナギリ(多宝山)へ
さて、もう一つの山頂、ラトナギリ(多宝山)へ向かいます。途中まで戻って、異なる道を進みます。
こちらも良く整備されており、とても登りやすい道でした。分かれ道には休んでいるインド人がいらっしゃって、みんなで親切に道案内をしていただきました。ただ、、、、暑い!
ラトナギリ(多宝山)山頂 ヴィシュワ・シャンティ・ストゥーパ
このヴィシュワ・シャンティ・ストゥーパは、は日本の寺院、日蓮宗系の日本山妙法寺が建立したもので、とてもきれいに管理されてました。