世界遺産登録情報 Ref: 1056rev
マハボディー寺院は、以下の事由により2002年から文化遺産として世界遺産に登録された。
(1) 人類の創造的才能を表現する傑作。
(2) ある期間を通じてまたはある文化圏において、建築、技術、記念碑的芸術、都市計画、景観デザインの発展に関し、人類の価値の重要な交流を示すもの。
(3) 現存するまたは消滅した文化的伝統または文明の、唯一のまたは少なくとも稀な証拠。
(4) 人類の歴史上重要な時代を例証する建築様式、建築物群、技術の集積または景観の優れた例。
(6) 顕著で普遍的な意義を有する出来事、現存する伝統、思想、信仰または芸術的、文学的作品と直接にまたは明白に関連するもの(この基準は他の基準と組み合わせて用いるのが望ましいと世界遺産委員会は考えている)。
登録理由
マハボディー寺院の場所
マハボディー寺院への行き方
ガヤ空港から車で30分程度。リクシャで行くのもよい。ガヤ空港まではデリーかワラーナシー経由でいくことができる。
マハボディー寺院とは?
お釈迦様が悟りを開いた菩提樹がある場所にある寺院。約2500年前に苦しい苦行を続けても回答を得ることはできなかったが、ついにたどり着いたこの大きな菩提樹の下で深い瞑想に入り、ついに悟りをえることができたという場所。いまでも仏教の聖地として多くの仏教徒が音連れてお祈りをささげる場所になっている。
この地域は、インド仏教が廃れたあとヒンドゥー教徒が管理する場所になり、整備されず荒廃していたが、1992年に日本人も参加したブッタガヤ奪還運動にて、仏教徒の手に戻された。
なお、2013年に発生したブッダガヤ爆弾テロ事件があった影響か、内部の警備が物々しく、銃をもった警備兵がたくさん配置されていた。ブッタガヤの仏教特有の平和的な温和な雰囲気と銃をもった警備兵がたくさん警備していることでの物々しさが同居する不思議な印象だった。
難易度:中低
① 行きやすさ:△
② 日本人・日本の会社を介した現地ツアーがあるか?:〇
③ 環境(ホテルなどの施設が充実しているかどうか):〇
ホテルやお店、ガイドやモンクまで片言だけれども日本語を話すことができる人が多い。9月などのシーズンになるといまでも団体で日本人が訪れる場所になっている。ただ直行便がないのが痛いところ。その一方でホテルはわりと充実しており、空港からも近いので行きやすいです。
ベストシーズン 特になし
入場料金 無料 カメラは100Rs
※携帯の持ち込み規制について
2017年8月時点で携帯の持ち込みが制限されている。受付に預けて入場することになる。カメラは100Rsで持ち込み可能なのだが、携帯はNGなので携帯とは別のコンパクトカメラやiPadなどの携帯機能がないものを用意しょう。筆者はiPadを利用できたので非常に助かった!
[左:カメラ許可申請窓口 右:携帯預け所]
携帯の他に写真を撮れるものを持って行こう!
写真ギャラリー
ブッタ・ガヤのマハボディー寺院に行ってきました
空港につくなり仏教色の強い壁絵が一面に貼られている。ここはインドでもヒンドゥー色がまったくなく、別の国にきたような感覚になります。 うっかり見落としてしまいそうなチケットカウンター。入場は無料ですが、携帯(スマートフォンも)は持ち込めません。カメラ撮影をしたい方はスマートフォン以外のカメラを持って行く必要があります。私はiPadをカメラ替わりに100Rs払って利用しました。iPadは持ち込み可能です。 携帯やスマートフォン類は、おそらく瞑想の妨げになるためだと思いますが禁止されています。中には空港のようなセキュリティチェックがあり、スマートフォンは見つかってしまうので、持ち込めません。入り口に預ける場所があるので、預けましょう。 平和な空気が流れているように感じました。ただお作法がよくわからず「注意されるまでは進んでみよう」的な感じで中に入ってみました。 内部はとても狭く、あまり大きくないきれいなブッダ像が飾られているだけです。 結局最後まで無事にたどり着いてしまったので、合掌しながらお祈りをし、寄付をして帰っってきました。熱心な仏教徒がたくさんいて、小さいスペースを使って頭を床にこすりつけ何度もお祈りをしているのがとても印象的でしたね。 49日間の瞑想によりついに悟りを開いてブッダ(目覚めた者)になった場所。菩提樹の菩提はボーディ(覚り)の意味から来ているそうです。 ブッダが悟りを開いた後、その境地を民衆に解いて聞かせるべきか何度も往復しながら悩んだ場所とのことでモニュメント化されている。ここにもお祈りしている人がたくさんいる。 ブッダの過去物語などが彫られた壁彫刻。いやに綺麗な形で残っていると思ったらほとんどレプリカで、本物は考古学博物館に保存されているとのこと。宿泊したホテル
今回2泊したホテルはこちら!OAKSBodhgayaホテルは今年1月に建てられたばかりの新築の香りのするホテルでした。従業員はとてもやさしくきれいでしたが、WIFIが部屋で入らないことと、レストランが一つしかなく、オーダしてもなかなか出てこないことですね。
おすすめ料理!チキンをオムレツのように卵でくるみカレーソースをかけたもの。かなり絶品でした!