世界遺産登録情報 Ref: 1342rev
2012年に以下の事由により、自然遺産として世界遺産に登録されました。
登録理由
(9) 陸上、淡水、沿岸および海洋生態系と動植物群集の進化と発達において進行しつつある重要な生態学的、生物学的プロセスを示す顕著な見本であるもの。
(10) 生物多様性の本来的保全にとって、もっとも重要かつ意義深い自然生息地を含んでいるもの。これには科学上または保全上の観点から、すぐれて普遍的価値を持つ絶滅の恐れのある種の生息地などが含まれる。
場所と行き方
最もメジャーな行き方はコインバトールまで飛行機で移動し、車で北に1hほど移動してメットゥプラナム駅へ。その後ToyTrainニルギリ山岳鉄道(世界遺産)にのってウーティ駅へ。その他はバスでマイソールやチェンナイ、バンガロールからも出ています。
西ガーツ山脈とは?
インド亜大陸の西海岸沿いに縦断している全長1600kmもの山脈。最も高い山で2695mほどであり、そこまで高くはない。熱帯に属しているが雨が多く、多種多様な生物がおり、「地球上の生態系にとってのホットスポット」と呼ばれている。固有種や絶滅危惧種が生息する自然保護区が断続的に続いており、トラ保護区や国立公園を含む39箇所が世界遺産に登録されました。ちなみに「ガーツ」とはヒンディー語で「階段」を意味しています。
ウーティ(ウダガマンダラム)
ウーティは愛称であり、正式にはウダガマンダラムと言います。ニルギリ地方の中心都市です。西ガーツ山脈に連なるニルギリ山中に位置する高原町で海抜2300mにも達する。昔はイギリス人の避暑地として利用され、現在ではインド人の避暑地兼保養地や新婚旅行先としても知られてます。とても緑豊かで夏は過ごしやすく、冬の最低気温は7~9℃くらいになり、日本の冬並みの寒さになります。
難易度:高
① 行きやすさ:×
② 日本人・日本の会社を介した現地ツアーがあるか?:×
③ 環境(ホテルなどの施設が充実しているかどうか):〇
山々に囲まれており、標高も高く行きにくい場所です。ただ、新婚旅行や避暑地として活用されていることもあり、ホテルは充実してます。
ベストシーズン 2月~5月
高地のため、最も暑い時期でも22℃程度のため雨期前の夏頃がベストシーズンです。
西ガーツ山脈(ウーティ)に行ってきました!
前回、ニルギリ山岳鉄道でご紹介したコヌール駅から直接ウーティへ移動しました。
さて、今回はIRCTCという政府運営の旅行会社のパッケージに申し込んでいたため、非常に不安でしたが、コヌール駅で無事ドライバーと落ち合うことができ、比較的スムーズにウーティを目指すことになりました。
宿泊ホテルに到着
旅行会社から前日にホテルの名前を知らされたので、とても心配だったのですが、雨期で人がいないこともあり、まぁまぁなレベルのホテルでした。清潔だったので泊まること自体は問題なかったです。アメニティはほとんどありませんが、お湯はでました
ウーティ湖
さて、ホテルから今日はウーティ内の観光です。
植物園(Government Botanical Garden)
おしゃれな夕食 Earls Secret
今日はせっかくのウーティでの夕食なので美味しいものが食べたいと思い、山を少し登ったところにある、Earls Secretという場所にいきました。ここはKingsCriffというホテルにもなっているので宿泊もおすすめですが、部屋数が少ないので早めに予約することをおすすめします。
ウーティからコヌールへ移動
SIMSPark
ここも政府管轄の植物公園みたいなところ。あれ?昨日いったよね?というツッコミは置いておいて、さっそく散歩してみました。実は標高が2000m以上あるところなので坂道がとってもつらかったです。笑
ドルフィンノーズ(展望台)
次は、西ガーツ山脈の山々を見渡すことのできる展望台がある場所。この旅、最高の見どころになります。
LAMBSROCK
気を取り直して、次も西ガーツ山脈の山々を展望できる観光地へ行きました。
オシャレなバーで昼食
今回の旅は、雨期が始まってしまい大雨を覚悟してましたが、意外に晴天に恵まれ問題なく旅を終えることができました。大自然を満喫できる西ガーツ山脈、ウーティはおすすめです!