スンダルバンス国立公園に行ってきましたのでその体験談をご紹介します!
世界遺産登録情報 Ref: 452
1987年に以下の事由にて、自然遺産として世界遺産に登録されました。
登録理由
(9) 陸上、淡水、沿岸および海洋生態系と動植物群集の進化と発達において進行しつつある重要な生態学的、生物学的プロセスを示す顕著な見本であるもの。
(10) 生物多様性の本来的保全にとって、もっとも重要かつ意義深い自然生息地を含んでいるもの。これには科学上または保全上の観点から、すぐれて普遍的価値を持つ絶滅の恐れのある種の生息地などが含まれる。
場所と行き方
コルカタ空港から車で3時間、船でさらに2~3時間とのところにあり、とても行きにくい場所にあります。
スンダルバンスとは?
スンダルバンス国立公園は政府による自然保護を実施している地域で、バングラディシュに主に属するが一部インドの領内でもあります。今回は、インド領内のシェンバルダンへトラを見に行きました。インド領のシェンバルダンは3つほど地域が分かれており、観光用、完全自然保護(人が立ち入ってはいけない場所)、漁をする場所の3つです。今回は観光用の地域に行きました。
難易度:高
① 行きやすさ:×
② 日本人・日本の会社を介した現地ツアーがあるか?:×
③ 環境(ホテルなどの施設が充実しているかどうか):△
ベストシーズン
鳥類を見るなら7月~9月、 もっとも込み合うシーズンは12月~1月の冬。
このスンダルバンス国立公園は、ボートで川を下りながら岸にいる動物を見るツアーになってます。ジープなどの陸上サファリはありません。その場合、動物に川まで来てもらう必要があるのですが寒いと体温を温めるため日光に当たりにくる動物が多くなるという仕組みです。
入場料金 不明
入園には許可が必要になるため、かならずガイドを雇いましょう。IDの照明がいるのでパスポートも忘れずに!
スンダルバンス国立公園に行ってきました!
コルカタ空港からスンダルバンス国立公園にあるホテルまで移動
コルカタ空港から車にのってまずはGodkhali Ferry Ghatというフェリー乗り場まで車で移動。コルカタ空港に着いたのが朝の10時、ホテルに着いたのが午後4時、移動に6時かもかかりました。。。。
予約しておいた車の運転手はかなりわかめのイケイケな若いインド人で、車を出すとすぐにドンドンしたインドの音楽を大音量で流し始めたのです。嫌な予感はしてたのですが。。。
最初は優しく、ボリュームを下げてほしいとお願いして、下げてもらったのだが、数分経つとなぜかボリュームが上がっている。またボリュームをさげてくれとお願いすることを数回繰り返したのち我慢できなくなって「音楽を止めろ!!」と強めに言っちゃいました。そしたらなぜかエアコンを止めたという。。。。その後、車内は無音、ドライバーはかなり気を使ってきてくれました。笑
この日はオフシーズンだったからか、かなり人が少なく船が貸し切りでした。ラッキーです!
ここはMatla川というそうなのだが、ヒマラヤから流れてきているわけではなく、海から入ってきているとのことで塩水らしい。にしても汚い。 いきなりクロコダイル発見!まだ国立公園に入っていないのに!!ただ小さすぎて素通りするところだった。あぶないあぶない。意外に背景と同化しててわかりにくいのです。
宿泊ホテル:タイガーキャンプホテル
スンダルバンス国立公園の中に建てられたコテージ式のホテル。この辺ではおそらく高級ホテルに属するが、シャワーは水だし、食事は基本的にカレーではある。まぁ大自然を満喫しにきているのだからある程度は仕方ないとあきらめた方が良いです。でも一番嫌だったのは蚊です。ホテル内に緑が多く、水たまりも多いのでとにかく蚊が多かった。虫よけ必須です。蚊取り線香も有効でした。
国立公園は4時に閉まってしまうので、本格的なボートサファリは明日からです。今日は近くの町を少し案内してもらいました。
地元の村の様子
ホテルはスンダルバンス国立公園と川を挟んだすぐ近くで、人が住んでも良い地域。ここには多くの人が漁や作物を育てながら生活をしていました。オフシーズンということだけでなく、そもそも外国人が訪れることはめったにないらしく、すごい見られた感があります。話しかけるとにっこりしてくれます笑。
現地のフォークダンス、伝統的な踊りを見せてもらいました!
踊りを見ていたインド人の女性がめっちゃもりあがってキャーキャーいってました。一方で踊っていた子たちは、わりと真面目な顔だったんでギャップを感じた今日この頃です。
やや野菜多めのカレーがメインでした。ちなみに朝もカレーを食べてしまい、ランチもカレー(フィッシュ)、夜もカレー(オクラとチキン)でもうカレーはウンザリと思いきや全然食べれちゃうんですよ。オイリーなんで太っちゃいますが。。。。スンダルバンス国立公園 (ボートサファリ初日)
まずは、園内に入る許可証を発行してもらいます。パスポートなどのIDが必要になりますのでお忘れなく。自分はぜんぶガイド任せで外で待ってました。これを自分で申請するのはちょっとしんどいと思います。
さて、無事入園許可もおりたことなので、出発!
船に乗って進んでいくと、昨日よりも潮が満ちているのがわかりました。実はここはボートからのみ観賞が許可されていて歩いて、もしくはジープなどで森の中には入っていけないのです。つまり動物に川まで出てきてもらわないと観賞できないしくみなのですが、満潮だと森の奥まで水が寝食しているため、全然みえない。。。逆に潮が引いている時は水を飲みに動物がマングローブ林を出てくるので見ることができます。
ちなみに潮は6時間ごとに満ち引きが変わり、自分が訪れた4月終わりごろだと潮が完全に引くのは2時~3時くらいでした。満月の夜だと逆にかなり満潮になりやすく動物を見るのは難しいとのこと。この日、潮が引くのがだいたい午後2時くらいになるそう。この時朝の10時だぜ、とほほ。
とても暇だったのでガイドがいろんな話をしてくれました。
今年の3月と4月でトラに人が3人食い殺されているらしい。幅の狭い小川でカニをとっていたところ後ろから襲い掛かられたらしく、亡くなった3人は遺体も見つかっていないとのこと。ベンガルトラは人食いトラのようです。漁も命がけ。。。
ベンガルトラはとても賢く、相対したときに、瞬きした瞬間に襲い掛かるらしい。そしてベンガルトラは現在82~85頭ほど生息しており、とても危ないので時々間引きして、いまの数を維持しているとのこと。ふむふむ。
シーズンである12月、1月は数百人の人で賑わうらしいです。しかも外国人はめったに見ないそう。自分はうっかり4月の終わりに来ちゃったのですが、確かに動物はあまり見ることはできませんでしたね。オフシーズンはおすすめしません!
本日初の動物はこちら!実は結構見かける鳥でした。
徐々に奥地について、さぁ動物はどこだ!って思っていたら天候がかなり崩れ始めてしまった。このままなんとかがんばってほしい。
朝はあんなに暑くて、ガイドの話を眠りながら聞いていたのにいきなり嵐がきました。大自然の恐ろしさを目の当たりにした今日この頃です。ちなみにこの海にはクロコダイルがうようよいるので船が沈没したら一巻の終わりです。。。。。
船の中を逃げまくっていたらなんとか嵐をやり過ごすことができました。やれやれ。あれ?水かさが増してないですか??? これじゃ動物が河に出てきても見えないじゃないですか。。。がっかり。
Dobakiキャンプ(人工的な動物をおびき寄せる施設)
嵐の後、見つけたやつ。ここまで来るのに4時間はかかっているのでこのくらいの獲物では満足できません。
こちらも発見。多くの鳥はヒマラヤへ里帰り中なのであまり見ることができませんでした。。。
珍しいオスの喧嘩。負けたオスはすごい勢いで去っていきました。大自然は厳しい!上陸できる園内はこれで終了。。。。ほとんど動物をみることはかなわず。。。。
再び航海へ!
徐々に潮が引いてきたので陸地が見えてきました!しめしめ!
ほんと鹿ってどこにでもいるんだね。
もうちょっと良い写真があったんじゃないかな。。。
朝8時に出発して、帰ってきたのがなんと17時なので9時間のボートサファリでした。朝ごはんもランチも船の上でいただきました。お昼は昨日と同じフィッシュカレーでした。
いや~、9時間粘った割にはあんまり動物をゲットできず、しかもベンガルトラも見ることができずかなり不満の残る結果になりました。ガイドも帰り道は言葉少なめ。。。
ボートサファリ二日目
今日は潮が引き切るのが10時くらいだとうことで早めに出発。確かに朝6時半でもかなり潮が引いている。
満潮時には水がこの一帯を埋め尽くしてしまうので引き潮の時だけここで動物を見ることができるのですが、、、、あいにくほぼ動物はいませんでした。
結構見かけることができる巨大トカゲ。動きも早いし泳ぎもうまい!
クロコダイルを見れるのは本当に珍しいらしい。ガイドがとても興奮してました。近づくと逃げてしまったのですが、動きがめっちゃくちゃ早いです。これは狙われた絶対逃げられません。こわ
これで終了になりました。残念ながらトラは見れなかったものの、クロコダイルを見れたのでまぁよかったかなと。。。。
次回は本物をみたいですね笑
今回見れた動物たち