世界遺産登録情報 Ref: 1502
2016年に以下の事由により文化遺産として世界遺産に登録されました。
登録理由
(4) 人類の歴史上重要な時代を例証する建築様式、建築物群、技術の集積または景観の優れた例。
(6) 顕著で普遍的な意義を有する出来事、現存する伝統、思想、信仰または芸術的、文学的作品と直接にまたは明白に関連するもの(この基準は他の基準と組み合わせて用いるのが望ましいと世界遺産委員会は考えている)。
場所
ナーランダ大学の行き方
Googlemap上の表記は「ルインズ・オブ・ナランダ」。近くに「ナーランダ大学」という場所もあって紛らわしいので注意!
ナーランダ大学とは?
ブッダがマンゴーの木の下で説法を行った場所としてしられ、そこに427年に建てられた世界最古の大学の一つ。仏教を学ぶ重要な場所として栄え、多い時には1万人以上の生徒と1500人以上の教員が寝食を共にしながら学んだという。西遊記の元となった玄奘三蔵がたどり着いた天竺です。ここで10年間修業(勉強)したのち、中国に657もの経典を持ち帰り翻訳され、これがのちに日本にも伝わった。これとは別の流れで8世紀頃、チベットにも仏教が伝わっていった。
その後、インドでイスラーム勢力が台頭してくると同時にインド仏教は徐々に衰えて行き、1193年、トルコイスラム人の侵略により大学は破壊され、インド仏教が滅亡することになる。現在はナーランダ大学は、荒廃した跡地になっており、当時の面影をかすかに残すのみである。
難易度:高
① 行きやすさ:×
② 日本人・日本の会社を介した現地ツアーがあるか?:×
③ 環境(ホテルなどの施設が充実しているかどうか):×
ブッダ・ガヤによるついでに、訪れると良いです。ただし、車で2時間かかる上に、そのほかに何もないので、ほぼ1日つぶれる上、荒廃した大学の跡があるだけなのでなかなか訪れる機会は少ない。外国人はほとんどいない。
ベストシーズン 11月~2月
日差しや雨を遮る屋根がないため、かなり暑く感じるし、雨の際はかなり濡れることを覚悟した方がよい。涼しくて雨の少ない乾季に訪れるとよい。
入場料金 200ルピー (博物館への入場付き)
写真ギャラリー