世界遺産登録情報 Ref: 1480
英語表記:Victorian Gothic and Art Deco Ensembles of Mumbai
2018年に文化遺産として以下の事由により世界遺産に登録されました。
登録理由
(ⅱ)to exhibit an important interchange of human values, over a span of time or within a cultural area of the world, on developments in architecture or technology, monumental arts, town-planning or landscape design;
(ⅳ) to be an outstanding example of a type of building, architectural or technological ensemble or landscape which illustrates (a) significant stage(s) in human history;
ヴィクトリアン・ゴシックとアール・デコの遺産群とは?
2つの歴史的建造技術・装飾を合わせ、最終的にインド独自の技術も融合。この独自技術はインド・デコとも呼ばれたそうです!
〇ヴィクトリアン・ゴシック:18世紀イギリスを中心に西ヨーロッパで広がったゴシック調のきれいな建造技術。19世紀にインドに伝わり建築された
〇アール・デコ:20世紀初頭に世界で流行した装飾技術。フランスから始まりインドにも移植された。
対象建築物は100以上!
世界遺産に登録されているのは建物というよりもオーバル・マイダンと呼ばれるエリアになります。このエリア内には対称となる建物はたくさん点在しており、その数は100以上。。。。主な建物や風景を描いておきます!
ヴィクトリアン・ゴシック建築物・有名どころ
・Bombay High Court (Victorian Gothic)
場所・行き方
南ムンバイにあるオーバル・マイダンという場所近くに点在している。具体的な建物は以下の通り。
難易度:低
① 行きやすさ:〇
② 日本人・日本の会社を介した現地ツアーがあるか?:×
③ 環境(ホテルなどの施設が充実しているかどうか):〇
ムンバイの都会ど真ん中なので行きやすく、宿泊場所も多い。わざわざツアーに申し込まなくてもタクシーで行ける場所。ただし裁判所などいまでも公共の場所として利用されている場所なので厳重に警備されており、中には入れない場所が多い。
ベストシーズン
いつでも
入場料金 0ルピー
建物の中には入れない場所が多い。
ヴィクトリアン・ゴシックとアール・デコの遺産群を見にオーバル・マイダンに行ってきました!!
まず、今回の世界遺産は南ムンバイのナリマンポイント当たりに無数に点在しており、全部を抑えるのは難しいのでこの地域を歩いて見ながら写真を撮ってきました。
まずは、オーバル・マイダンに到着
オーバル・マイダン
うっすら向こう側に高等裁判所やラジャバイ時計台が見えます。このオーバル・マイダンは丸く切り取られた広場という意味で、たくさんの方がクリケットを楽しんでいらっしゃいました。入場は無料です。ウエスタン・レイルウェイ鉄道オフィス
オーバル・マイダンを北に行くと鉄道オフィスがありました。建物がゴシック調のすっきりとした建物ですね。このビルはINDO SARACENIC BUILDINGSに含まれてました。
HSBC
ART DECO の建物。わりと近代的でのっぺりした建物。これが世界遺産の一つですと言われないと素通りしてしまいそうでしたが。。。
Bombay High-court (高等裁判所)
Bombay High-court (高等裁判所)です。ヴィクトリアン・ゴシックに分類されてます。木々が生い茂っていてはっきりとその全貌は見えにくいのですがゴシック調のきれいな建物でした。
ラジャバイ時計台&ムンバイ大学
こちらも有名なムンバイ大学内にある時計台ですがムンバイ大学とともにVICTRIAN BUILDINGSに分類されてます。修理中みたいでなんだか痛々しいですけど。。。
The Institute of Science
このあたりで割と頻繁に見かける2階建てバス。ちょっと英国風な感じがする。
David Sassoon library & Reading room/ Victorian buildings
[David Sassoon library & Reading room/ Victorian buildings]
マリーン・ドライブ
この日もマリーン・ドライブは大勢のローカルなインド人カップルでにぎわってました。ヨガっぽい踊りをする人もちらほら。
さて、今日はムンバイの新しく登録された世界遺産を回ってみました。実は普段良く見る建物ではあるのですが、改めて歴史の深い町なんだと思いました。ぜひ一度訪れてみてくださいね。