[ニルギリ鉄道の動画]
世界遺産登録情報 Ref: 944ter
ニルギリ山岳鉄道は、2005年にダージリン・ヒマラヤ鉄道とともに世界遺産「インドの山岳鉄道群」として登録されました。
登録理由
(ii) to exhibit an important interchange of human values, over a span of time or within a cultural area of the world, on developments in architecture or technology, monumental arts, town-planning or landscape design;
(iv) to be an outstanding example of a type of building, architectural or technological ensemble or landscape which illustrates (a) significant stage(s) in human history;
ニルギリ山岳鉄道とは?
コインバトールより北に1hほど行ったところにメットゥパラヤム 駅があり、ここからコヌール駅を経由してウーティへつながる全長約46kmの道のり。標高も600m付近から2200mくらいまで登ります。1845年から構築が始まったが、一般の人が乗れるようになったのは1899年頃になります。この鉄道はインドで稼働している最後の蒸気機関車の一つです。この蒸気機関車はスイス製で最後尾から列車を押し上げる形で運行しています。メットゥプラナム駅からコヌール駅まで3時間30分、28km。
ニルギリ山岳鉄道ルート図
地図も載せておきます
コインバトールからの行き方
メットゥプラナム駅はタミルナドゥの第二の都市、コインバトールから行くのが最も効率が良いです。コインバトール空港から北にタクシーで1時間の距離です。
難易度:高
- 行きやすさ:×
- 日本人・日本の会社を介した現地ツアーがあるか?:×
- 環境(ホテルなどの施設が充実しているかどうか):△
実はニルギリ鉄道はチケットを事前に予約できるのですがOnlineで予約できるのがこのIRCTCという政府が運営している会社のパッケージしかない(自分が調べてみたところ)あとは電話番号がぽろっと書かれているだけです。HPはこちら
とても人気のある鉄道のため、どうしても事前にチケットを抑えておきたかったので、不安ながらもこのIRCTCに申し込みました。結果、特に問題はないレベルでした。ただ、前日までどこのホテルにとまるのかもよくわらないので、不安でしたが。。。。
ベストシーズン 4月~6月初旬
6月中旬から9月まではずっと雨や場合によってはサイクロンが発生するようです。10月~3月までは高原の避暑地なので気温が低く暖房が必要なレベルです。
料金 5500ルピー(二人で予約した時の一人分)
こちらのツアーで予約しました。
1泊2日のメットゥパーラヤム駅~コヌール駅までのニルギリ山岳鉄道と最終的にウーティまで行って、観光して帰ってくるツアーです。
ニルギリ山岳鉄道に乗ってきました!
鉄道の時間が早いので、前の日にコインバトールへ移動しました。
コインバトール空港は意外に大きく、シンガポールからの直行便があるようです。地球の歩き方にも載っていないマイナーな都市ですが、実は意外に大きくタミルナドゥ州第二の都市であるとのことです。
宿泊ホテル
正直、大きくて、きれいすぎてびっくりしました。部屋も広く清潔です。サービスも良く夕食も朝食もこのホテルでいただきましたが種類が多く、とても満足です。予約でいっぱいだったのですができればもっと宿泊したかった。。。シーズンオフはとても安く泊まれます!
翌朝、メットゥパーラヤム駅へ移動
メットゥプラナム駅に到着
ニルギリの2つの特産品
ニルギリ紅茶
ニルギリ地方はインド南部に位置するために、セイロン島で生産される紅茶に似た優雅な香りを持っている。別名:紅茶のブルーマウンテンと呼ばれる。水色は濃く明るい橙色。穏やかな香りと渋みが特徴であり、レモンティー、ミルクティー、スパイスティーなどに適している。(Wikipediaより)
購入したい方はこちらから
ニルギリ茶 Nilgiri Breakfast 紅茶 Vahdam teas ワダムティー 茶葉 インド 340g
ユーカリオイル
この地域はユーカリが自生しており、その葉から作られるユーカリオイルはニルギリ紅茶と並ぶこの地方の特産品。ユーカリオイルの効能は多岐にわたり、風邪や筋肉痛に効果があるほか、殺虫剤や洗剤としても使用されている。
ニルギリ鉄道機関車部分
進行方向向かって左手がおすすめです。進行方向は間違えやすいので注意が必要です。蒸気機関車側が後ろになります!客車両を押す形になります。
車両は全部で4つ、ファーストクラスとセカンドクラスで2車両ずつに分かれてます。でも車両はまったく一緒なので、なにがファースト7日全然わからず、、、セカンドで十分です。
9:10 メットゥパーラヤム駅を出発
少し走っていると反対側のドアが開突然開きました。締め方が緩かったようです。そうしたら鉄道員が気が付いたようで、電車をとめてドアを閉めました。柔軟ですね。さすがインド!
9:30 KALLAR駅に到着
20分走ったら次の駅に到着。だれも乗る人はいないかったのだが、地元の人が利用しているのかもしれない。5分休憩して再度出発
10:10 名もない駅?に到着
10分休憩
どうやら機関車部分は水での冷却をしており、定期的に水を補給する必要があるようです。
10:47 HillGrove駅に到着
さて気を取り直して出発です
11:35 Runneymede 駅に到着
15分休憩してまた出発です。
12:12 終点 Coonoor駅に到着
ニルギリ鉄道は、メットゥパーラヤム駅~コヌール駅 まで3時間半かかりました。実はこのコヌール駅からウーティ駅まで電車が出ていたのですが、とても混雑しておりチケットがなかなか取れないので、今回はここまでとしました。ニルギリ鉄道としてはこれだけで十分に満喫できました。
この後、ウーティまで車で移動し、ウエスタンガーツの山々を堪能するのですが、次回のブログにしたいと思います。