世界遺産登録情報 Ref: 247rev
ラージャスターンの丘陵要塞群 文化遺産 / 2013 / (ii)(iii)
登録理由
(ii) ある期間、あるいは世界のある文化圏において、建築物、技術、記念碑、都市計画、景観設計の発展における人類の価値の重要な交流を示していること。
(iii)現存する、あるいはすでに消滅した文化的伝統や文明に関する独特な、あるいは稀な証拠を示していること。
アンベール城への行き方
アンベール城へは、ジャイプールの空港から直接車で1hの距離だった!余談だがジャイプールはピンクの町と呼ばれていて有名な観光スポットになっている。
アンベール城とは?
築城が始まった16世紀に、当時のカチワーハ家の王国(アンベール王国)の首都があり、その守りの要として建てられたものです。当時巨大な勢力を誇っていて、すぐ近くのアーグラまで進行していたムガル帝国に屈せず、都を守り通した。そして16世紀の中期にムガル帝国と同盟をしたことを皮切りに、徐々にイスラムも取り入れて独自の文化を形成している。ここ万里の長城のような長い城壁と強固な城は、その時の厳しい争いを物語っています。一方で内部は繊細な装飾に彩られた門や内殿は、世界遺産としても十分見応えがあるものでした。
難易度:低
① 行きやすさ:〇
② 日本人・日本の会社を介した現地ツアーがあるか?:〇
③ 環境(ホテルなどの施設が充実しているかどうか):〇
ベストシーズン 11月~2月
雨期(7月~9月)と暑い時期(3月~6月)は避けた方がよいと思います。
入場料金 500ルピー
そのほか、像の乗り物代で 1100ルピー払いました。ちょっと高い!
写真ギャラリー
- [アンベール城内までの坂道はゾウさんタクシー]
- [結構な坂道やねん]
- [意外に高いインド象]
- [ゾウからの眺めが最高]
- [アンベール城郊外の水の宮殿]
- [途中、カメラマンが多くて結構騒がしい]
- [アンベール城入り口 スラージ・ポール(太陽の門)]
- [また乗ってほしそうなゾウさんタクシーのおじさん]
- [ジャイガル要塞 今回はパス、遠いので]
- [アンベール城からの眺め]
- [アンベール城からみるジャイカル城]
- [スィン・ポール(獅子門) 宮殿内部へ]
- [ディーワーネ・アーム(一般謁見の間)]
- [ディーワーネ・アーム(一般謁見の間)中]
- [アンベール城から見下ろせるアンベール町]
- [世界一美しい?ガネーシャ・ポール(ガネーシャ門)]
- [ジャイ・マルディル前の庭園]
- [ジャイマルディル内部 シーシュ・マハル]
- [シーシュマハルの装飾 大理石!]
- [でっかい窯で多くの人の食事を作ったらしい]
- [ザナーナー・マハル 女性達が生活していた宿舎]
アンベール城に行ってきました!
ジャイプールの空港に降り立ち、もともと手配していたタクシーとガイドと一緒にアンベール城へ向かった。所要時間は1h程度。朝早かったこともあり、すっかり寝てしまった。ちなみにジャイプールはデリーとアーグラと並んでゴールデントライアングルと呼ばれているほど観光都市である。ピンクの町(実際は茶褐色でレンガ造りの家が多い)と言われていて街並みがとても美しい。
アンベール城の前に着くとたくさんのゾウさんがお客様を待っている。ここからお城まで数KMというところだがかなりの急な坂道になっているので、客を取りやすいのだろう。1100ルピーだったが、正直インドゾウに乗ってみたかったので、お願いすることにした。なんだかインドらしい交渉を吹っかけてくることもなく、インド人のガイドがとてもスマートに処理していた。「乗ってもいいし、乗らなくてもいい あなたがきめてくれ」と。最近、インドは自己主張が激しい国と思うのだが旅人にも自己主張・自己責任を求められる。まぁたかだかゾウだけど笑。で、乗りました。
インドゾウは思ったよりも高く、大きかった。落ちたらまじ危ない笑。座席があったので、そんなに痛くはなかったし、揺れも少なかったのでとても快適だった!おすすめ。暑い日だったので、余計快適!
眺めを見ながらいろいろと説明してくれていたのだが、そのうち身の上話に。彼女なんていないぜっていったら、自分が3人いるとのこと。すごいね~って言ったら、普通だよと。30歳前後だと思うが確かにボリウッド映画にでてくるようにかっこいい。彼女はできそうだが、長続きしなそうな雰囲気だった。というか日本でもよく見るチャラい人だったが、インドはもっと宗教的にもそういうものは厳しいと思っていたけれど。。。。結構自由みたい。
太陽の門をくぐってついにアンベール城内へ、入ってみると意外に広かった。途中インド人と目が合うと急に寄ってきて「ガイドはいらないか?」と聞いてくる。世界遺産には多くいるタイプだ。軽く無視をしていたら、チャラいガイドが追い払ってくれた!頼りがいがあるじゃないか。これがモテる秘訣かもしれない。
これがアンベール城のハイライト、世界でもっとも美しい門と言われるガネーシャ門だ。確かにかわいらしいガネーシャの絵が飾られていてとてもきらびやかなイメージだ。しかし世界でもっともとは、、、そうか、ガネーシャはそもそもヒンズー教の神様だからインド以外にはないんだよね。って思いながら中に進む。
ジャイガル要塞が山の上に見えた。今回は世界遺産じゃないのでスキップ。時間があったらまた来ましょう。9月に訪れたのだが日差しが強くとても暑い!ちょうど影になっていたので休んでいる人が多くいた。わりとインド人も多い。
アンベール城のもっとも目玉はここ、ジャイマルディル内部にあるシーシュ・マハルだ。見ての通りきらきらした装飾で飾られていて、インド人や外国人が多く立ち止まっていた。ここジャイマルディルは勝利の間と別名言われており、貴賓謁見の間として用いられていたらしい。数百年もたってまだこれだけきらびやかなのはとても素晴らしい。結構感動します。
アンベール城の奥には、王に使える女性達が暮らす後宮がある。この中央の小さなパレスがとても印象的だった。たくさんの綺麗な女性がここですごしていたのだろう。