キリマンジャロをおすすめする理由
私は登山はまったくと言ってよいほど経験がない初心者でしたが、2015年9月にキリマンジャロ登頂に成功しました。彼女に振られたことでややムシャクシャしていたところ、イッテQのイモトさんがキリマンジャロを登頂したと聞いて、「自分もできるのではないか?」と思い、チャレンジして登頂することができました。その実体験を伝えつつ、これを読んでもらえれば、初心者でも仕事を辞めずキリマンジャロの登頂ができるように必要な情報をまとめました。ついでにムシャクシャする気持ちもスカッとしますよ笑。
- アフリカ最高峰という響きが良い。
- 年中登山者がたくさんいるので情報も多く、サポートが得られやすい
- かならずガイド、ポーター、コックを付けることが義務づけられているので安心
- ポーターが荷物を運んでくれる、テントなどの寝床を用意してくれるので楽
- どこのキャンプ地でもみずの調達が可能(煮沸して飲める)
- 登山中、毎日コックが食事を用意してくれる(味は保証しない)
- 世界中でキリマンジャロを知っている
- 高度6000mなのに比較的暖かい
- 無料で手押し車(レスキュー)を利用できる。
- 広大で景色が良い。運が良ければ動物にも出会える
- 6~7日と比較的短い期間で(夏休みなどを利用して)登ることができる
- 治安は一応安全。でも夜は出歩かないなど最低限のマナーは必要。
事前手配について
登山日程・時期
必要な期間:8~10日 (高山病対策のため、できるだけ時間をとった方が楽です)
登山にかかる日数は5~7日、これに移動2日と予備日1日を加えると上記の日程になります。
準備期間は3か月程度あれば十分です。できれば最低1か月くらいはほしいところ。初心者はできるだけ時間をかけて準備したいところです。特に予防接種は思った以上に混んでいるので早めに実施した方がいいと思います。
キリマンジャロは年中登山が可能なのですが、ベストシーズンは乾季&暖かい時期で1~2月と9月と言われています。その時期が目安になります。夏休みを絡めて出かけられるとよろしいのではないでしょうか。
現地ツアー会社と登山ルートの確認!
メールでのやりとりでしたが、日本人の方に親切にご対応いただきましたのでお勧めです。
現地だともう少し安いツアーもあるようですが、なかなか行けないところなので、このくらいは払ってもいいかなと、確実なところにお願いしたいですよね。
他にも二つほどネットで見つけたツアー会社に見積もりを依頼したのですが、高かったり、丁寧な対応ではなかったなどの理由でやめることにしました。複数の会社から見積もりを取ることをおすすめします!
ツアー会社に提案してもらった登山ルートは次の3つ。どれも高山病にかかりにくく、ゆっくりと登れるツアーです。
- マチャメルート(テント泊) 6日間から
- マラングルート(ハット泊が可能) 5日間から
- ロンガイルート(テント泊) 5日間から
私は、比較的メジャーなマチャメルートとマラングルートを避けて、人が少なく静かな登山が可能ということでロンガイルート(ロンガイルート6日間 プライベートプラン)にしました。ただ結局最終キャンプ地で一緒になります。
日程に目途が付いたらまずはツアー会社にアクセスして見積もりを取りましょう。登山ルートはツアー会社からヒヤリングした方がスムーズです。ちなみに西遊旅行や道祖神など、日本からツアーを企画しているツアー会社もあります。日程を合わせる必要があるのと、お金が高い(50万円前後)ので私は避けましたが、楽に登りたいのでしたらこちらもおすすめなのではないでしょうか。
※ツアー会社に確認すること
個人ツアー or 団体ツアー
同行する人の役割と人数
おすすめ登山ルートと日程
費用とそこに含まれているもの、含まれていないもの
レンタル装備(私は厚めのシェルフをレンタルしました)
チップの相場
そのほかおすすめの現地ツアー
費用
もっとも気になる費用ですが、私の場合、準備なども含めてこのくらいかかりました。
合計45万円
1.飛行機&ツアー代:33万円
- タンザニアまでのフライト料金:14万円
- (*)キリマンジャロツアー費用:18万円(ツアー料金17万円 <1400USD> 空港送迎 1万円)
- 登山前の宿泊費:上記ツアー代に含まれる
- チップ:1万円
2.事前準備:12万円
- 旅の準備:5万円(ザック、Fitbit、血中酸素濃度測定器 等)
- 高山トレーニング:2.5万円
- 富士山ツアー:1.5万円
- 薬代 食料:2万円
- 保険 :1万円 富士火災
(*)現地ツアー料金について
実際にタンザニアで手配する現地ツアーでも相場は1000ドル程度(入山手数料と宿泊日、食事で700ドル程度かかる!)だそうです。それ以下だと必要な設備がたりなかったり、経験がなかったりなど危ないという情報を聞いたことがあります。あまり値切りすぎず、信用できるツアー会社で手配しましょう。
合わせておすすめのツアーの確認!
私は、現地ツアー会社からご提案いただいたこちらにいきました。
*上記のツアー費用45万円の中には含まれていません 。
広大な大自然に多くの動物と出会えるリアルサファリパークでとても楽しかったです。ただ、モシの町から車で6時間くらいかかったのと、広いので1泊2日では足りなかったこと。それから現地で知り合った日本人に聞いたところ、相場よりも高かったことが分かりました。。。。個別に手配した方が良いかと思います。場所はとてもおすすめです!
ホテル(注意)
自分はツアー会社にホテル宿泊をお願いしたのですが、登山前に夜中ずっと停電になり充電できない上、クーラーが止まってとても暑く眠れなかったです。ホテルはツアー会社にお願いせず自分で手配しましょう。Expediaなどで簡単に予約できます。おすすめなホテルを記載しておきます。
エアポート プラネット ロッジ アット キリマンジャロ エアポート
準備編(これだけやれば大丈夫!)
体力測定ができる機器を購入しよう!
1)リストバンド活動量計:Fitbit
まず日々の体力をきちんと測定するために体力測定機器を導入しましょう。
ここではFitbit のFitbit ChargeHRをおすすめします。少し古い機種ですがキリマンジャロ登頂の際もつけてました。もちろん他の機器でも大丈夫です。
[Fitbit Alta]
もちろん環境(特に高度)が異なるので単純比較はできないのですが、目安ということでご参考まで。
2)血中酸素濃度測定器
実は高山病測定のためにもう一つ購入してほしいものが血中酸素濃度が図れるこちら!
地上にいるうちは効果が感じられませんが、高山病になる目安となるため3000m以上の高山なら重宝することになります。高山トレーニングの際にも活用してください!ちなみに、3000m以上の高山で、血中酸素濃度が60%以下になって改善しないようだと、これ以上の登山はあきらめて下山した方がよいでしょう。
持ち物(実際に便利だったもの、持って行った方がよかったものを記載します)
特殊な持ち物
通常の装備(富士山に登るくらいの装備)に加えて、以下の装備がおすすめです。
・移動式ソーラーパネル
こちらはとても重宝しました。一日ザックに引っ掛けているとiPhone1台分くらいはたまります。夜は街灯もないので、ライトを使ったり、電子書籍を読んだり、iPadで日記を書いたりしていたのでとても助かりました。16Wと24Wの二つがありますが、重量を考慮して16Wにしましょう。
・モバイルバッテリー 2個
こちらも重宝します。大容量のものと小さく持ち運びができるものと二つ用意しましょう。
壊れた時の予備としても利用できます。あと、山の上では充電する場所がないため、モバイルバッテリーを分けてあげるととても喜ばれます。
ボリューム小 5000mAh クラス
ボリューム大 15000mAh-2000mAh クラス
キリマンジャロ登山の挑戦 ロンガイルート 6日間 体験記