※自分がこの点数だった時期に勉強して効果があったことを中心に記載してます。ご参考まで!
よくある特徴
まずはこの点数にいる人の特徴を抑えておきたいと思います。
- TOEICは何回か受けたことがある
- 受験するごとに点数が変わる(50点~100点くらい変わる)
- そろそろ短期的にも海外(英語圏)に行って英語漬けがよいと思っている
- リーディングの最後まで終わらず時間切れになる
- 各パートの正答率がだいたい決まっている
- リスニングが得意な人が多い、リーディングに苦手意識のある人が多い
TOEICテストがいかに良くできているテストかというのが徐々にわかり始める段階ですね。
なにしろ、たくさん受けても点数がそんなに上がらない。
自分もかなりこの時期は勉強に不安になった思い出があります。
自分の体験談ですが、この不安がいろんなテキストに手を出すきっかけになりました。
一方で、英語の実力はすぐに伸びないけれど、TOEICの点数は伸ばすことができます。 それはTOEICの形式に慣れることが一番であり、TOEIC協会から出ている公式問題集は本番のテストにかなり近い問題がでています。(”公式”である以上、関係ない問題やレベルが極端に違う問題はでません。)
TOEICの点数を上げるための対策
この点数でやるべきことは2つあります。
①「公式問題集」を徹底的に集中して取り組む と ②「試験前体調管理」
の二つになります。
①「公式問題集」を徹底的に集中して取り組む
勉強するテキストは「公式問題集」だけです。
公式問題集の問題は、“型がそのまま出る“ようになっている。 例えばリスニングであれば、下記のようなある程度 “型“ が決まっています。
「飛行機がなにかの要因によって遅れる」
「歯医者に予約したがなにかの要因によって日付を調整する」
「誰かが退職する or 新入社員の歓迎等の会のスピーチ」
一方で、市販されている問題集は、確かに“傾向“として間違っていない(仮定法、語法等)のですが、この問題の型までは見ていない。レベルを引き上げるために、わざと難しい問題が出ていたりします。つまり“実力”はあがるのだが“TOEICの点数になかなか結びつかないことが多いのです。ここでは、英語の実力よりも、徹底的に”TOEICの型”を覚えることで点数に直結する勉強方法になります。
教材:TOEICテスト新公式問題集×2
実際に公式問題集を用いてやることは以下の部分だけです。
(1) 2題あるので、それぞれ2回ずつ時間を計って練習します。
(2) (1) を実施後、間違えた部分を集中的に繰り返す。
(3) 間違えた問題は問題を含めて完全に覚える
実はここで3がとっても大事です。他の問題集をやらずに(3)を徹底的にやってほしいです。問題自体を覚えてしまうくらいやってください。ここで不思議なのですが、テストの形式や、なんとなく聞いたことがある話題(パート3,4で飛行機が天候で遅れる話 等) が出てくると余裕がでてきてしっかりと答えられるという流れです。
※余談ですが、ここで覚えたスピーチなど、海外赴任し、現地の外国人と話す際にも役に立っていたりします。今後海外でビジネスをやりたい方は特におすすめな勉強方法かと思います。
②「試験前体調管理」
TOEIC意外の問題として、実は当日の体調によるところが大きいと思います。
前日、なかなか寝付けなくて朝起きてみると頭が重い。。。。。というのは皆さんが経験していることだと思います。
筆者が事前の準備として以下の点を気を付けることによって、当日のテストで自分の実力を100%発揮できるように調整してました。他のテストや重要な会議・プレゼンの前にはいまでも活用している方法です。
以下のところにポイントを置いて、しっかりと“準備”をするようにしましょう!
試験前事前管理のポイント
・ 試験前1週間は、規則正しい生活(毎日8時には起床し11時に頭が回っている感じにしましょう)
・ 試験前日・当日は勉強しすぎない。当日は特に試験前にリスニング30分、リーディング30分(教材は公式問題集)を“すでに勉強したところ”をさっとなめる程度にする。特にリスニングはほぼ暗記しているところを繰り返し聞くことがとても効果的です。
・ 時間配分をしてきっちりこなし、最後まで回答することを心がける。自分の経験上、1問1問精度を上げるよりも、最後まで解き切ることの方が点数が上がったと思います
・ 健康管理 試験前日はカフェインを取らない、当日の朝ごはんはしっかり食べる 等
・ 緊張しすぎず、リラックス(※)
(※)前日に睡眠導入剤(眠れない方向け)
前日の睡眠によって、当日のTOEICの点数がかなり変わると思います。眠れない方にはドラッグストアーで睡眠導入剤を購入することができます。自分は緊張して眠れない時には前日の夜にこれを服用し、緊張しつつも眠れる状態を作ります。ただし、効果は人によってさまざまなので事前に服用してみて自分に合う時間をみつけてください。例えば自分の場合は、前日の9時に服用して、11-12時に就寝。8時間以上は寝ることが条件です。8時間以下だと翌日に眠気がのこり、試験自体に影響がでる可能性があります。もちろん、試験前でも緊張せず眠れる人は、服用の必要はありません。自己判断で使ってみてください。
※自分が利用している睡眠導入剤
必要な時間
2~3か月
やってはいけないこと
いろいろな教材、方法に手を出す
まさに自分が犯した失敗です。。。。前にも記載しましたが、結局点数アップには繋がらなかったと感じてます。同じ教材を覚えるくらい何回もやり続けることが大切です。英語は、覚えて慣れていない英語じゃないと結局聞き取れないです。
外国人と無理に友達になる
そもそも会話にならないと思います。速くて聞き取れない上、スピーキングは別途勉強する必要があるため、この段階で友達になろうとしてもとても苦労して、結局なかなか合わなくなり、英語に対して嫌なイメージが残るかもしれません。
実は、TOEICを知らないアメリカ人もTOEICをなにも知らずに受験すると750点~800点程度になるらしいです。理由は外国人は、日本人の日本語と一緒で文法という概念はあまりないので、パート5,6の文法・語法問題やまたパート1,2にような背景情報がなく突然質問するような場面は現実にはありえない。つまり英語自体の実力もとても大切なのですが、TOEICの点数を上げたいなら、TOEICの勉強をするのがとても重要です。