世界遺産登録情報 Ref: 335bis
世界遺産にはナンダ・デヴィ国立公園(1988年)と花の谷国立公園(2005年)の2つが一つで自然遺産として登録されています。現在、ナンダ・デヴィ国立公園は一般の方の入園が禁止されており、行くことができません。
登録理由
- (7) ひときわすぐれた自然美及び美的な重要性をもつ最高の自然現象または地域を含むもの。
- (10) 生物多様性の本来的保全にとって、もっとも重要かつ意義深い自然生息地を含んでいるもの。これには科学上または保全上の観点から、すぐれて普遍的価値を持つ絶滅の恐れのある種の生息地などが含まれる。
花の谷国立公園の場所と行き方
とても行きにくい場所にあります。最も近い空港はデハラドゥン空港(Deharadun) 空港になりますが、ここからジョーシマス(Joshimath)へ移動するのですが、細い山道を越えながら8時間くらいかかります。この道は土砂崩れも起こりやすく通行止めになることもあるので時期的なものや、運も必要です。
全体スケジュール
DAY1 : デーラー・ドゥーン(Deharadun) 空港 640m ~ジョシーマス( Joshimath)1890m へ移動
体験記はこちら!
→ヒマラヤの山道を8時間かけてアグレッシブドライブ! 夜に雨が降ってきて。。。
DAY2:アウリ(Auli)山 2750m で高山病対策, ジョシーマスで一泊
体験記はこちら!
→高山病対策のため一日滞在。車でアウリ山へ
DAY3:ジョシーマスからガハガリア(GAHAGARIA)3046m へ
体験記はこちら!
→本格トレッキング開始 車で1hほど移動し、さらに車を乗り換えて30分。そこからトレッキングを4時間程度。
DAY4:ガハガリアから花の谷国立公園(3610m)
体験記はこちら!
→目的地 花の谷国立公園に到着!絶景!
DAY5:ガハガリアからジョシーマスへ下山
→シク教聖地Hemund Sahib (4329m) に行く予定も高山病により断念
DAY6-7:帰宅
→割と重たい高山病にかかり、病院で点滴を打ってもらいながらなんとか帰宅
花の谷国立公園とは?
この世界遺産は2つの別々の国立公園(場所がそもそも全然違うところにあります)が登録されており、この2つの国立公園がひとつの世界遺産として登録されてます。
最初に世界遺産として登録されたのがナンダ・デヴィ国立公園でインドで第2の標高を誇るナンダ・デヴィを有する国立公園です。中国国境に近く、インド軍に管理されている状態で、2000m付近までしか行くことができません。
一方で花の谷国立公園は2005年に世界遺産に登録されてから多くの人が訪れる有名な場所で、インド人なら一度は聞いたことがある名前なのではないでしょうか。高度はちょうど富士山の山頂くらいなので、まぁがんばれば行くことはそんなに難しくありません。
花の谷国立公園は直前までシク教の聖地であるヘムクンド湖(4300m)と同じ道になるため、登るのでしたら多くのシク教の方とであうことになると思います。
難易度:中
- 行きやすさ:×
- 日本人・日本の会社を介した現地ツアーがあるか?:△
- 環境(ホテルなどの施設が充実しているかどうか):△
難易度は中にしてますが、富士山を登るくらいの感覚でいた方が良いと思います。ホテルも行ってみれば山小屋なので食事は脂っこいものが多いし、お湯も基本はでません。通常の旅行とは異なります。
ベストシーズン
7月~9月
この時期はインド全体で雨期ではあるが、花の谷では花が一斉に開花する時期にあたるため、この時期がシーズンになってます。
ツアー料金
85000ルピー (外国人1一人の場合)
実は、多くの業者に見積もり依頼を出したが、結局NGだったり回答がなかったりと選択肢がほとんどありませんでした。外国人一人だと上記の値段だと思ってください。人数が多ければ多いほど、一人当たりの金額は下がりますし、業者の選択肢も増えます。
日本からツアー
現地ツアー
VALLEY OF FLOWERS TREKKING TOURS
今回自分が申し込んだところは上記の会社です。HPはしょぼいですがきちんと対応頂きました。そしてたまたまSAIYUINDIAで利用しているガイドと一緒だったので日本人の扱いに慣れているようでした。
ちなみに現地ツアーは他にもたくさんありますが、外国人一人だと全然回答がありません。4~5人くらいの団体じゃないと取り合ってくれませんでした。。。。また一人で行く際には高額になることも覚悟しておいた方が良いかと思います。
花の谷国立公園で見た花 写真ギャラリー