世界遺産登録情報 Ref: 1101
2004年に以下の事由により文化遺産として世界遺産に登録された
登録理由
(iii)to bear a unique or at least exceptional testimony to a cultural tradition or to a civilization which is living or which has disappeared;
(iv)to be an outstanding example of a type of building, architectural or technological ensemble or landscape which illustrates (a) significant stage(s) in human history;
(v)to be an outstanding example of a traditional human settlement, land-use, or sea-use which is representative of a culture (or cultures), or human interaction with the environment especially when it has become vulnerable under the impact of irreversible change;
(vi)to be directly or tangibly associated with events or living traditions, with ideas, or with beliefs, with artistic and literary works of outstanding universal significance. (The Committee considers that this criterion should preferably be used in conjunction with other criteria);
場所
チャンパネール=パーヴァガドゥ遺跡公園とは?
4世紀ごろにヒンズー教の王国が栄えた地域です。大きく二つのエリアに分けることができ、一つは城壁とモスクが散らばる地域と古い寺院があるパーヴァガドゥ山です。遺跡公園は未発掘地域であり、いまでも城壁の中で多くの人が生活しておりお店や学校も存在します。モスクがあるのは15世紀ごろ、イスラム王国がこの地域一帯を支配した経緯があるため、複数のモスクが点在しており、100を超えるモスク、城、寺院などが存在していてポテンシャルは非常に高いですね。
NHKで紹介されている動画はこちらから
難易度:高
1.行きやすさ:×
2.日本人・日本の会社を介した現地ツアーがあるか?:×
3.環境(ホテルなどの施設が充実しているかどうか):×
きわめて行きにくい場所にあります。近くの空港はVadodara(ヴァドーダラー)空港なのですが国際空港ではないのでアーメダバード空港から車で向かうか、トランジットしてヴァドーダラー空港に行く方法しかないと思います。
ベストシーズン 11月~2月
冬の涼しい時期がもっとも適切かと思います。城壁は屋根がすでにないので暑い時期に行く場合は、帽子などを持って行くと良いと思います。
入場料金 500ルピー
外国人は500ルピーほどかかります。
チャンパネールに行ってきました
あまりに多くの記念碑やモスクが点在しているので回り切れませんでしたが、有名そうなところをピックアップして回ってきましたのでご紹介します。
チャンパネール城の城壁
この城は1484年にグジャラート州の王様が建設した城で、今は城壁だけが残ってます。崩れている部分は多いものの、城壁としてはまだ健在で、この中で人が暮らしてます。
城内の電線が人の生活をにおわせてます。それにしても暑い!
歴史的価値のある遺跡と言ってもここに住んでいる人からするとただの建物で遊び場なんでしょうね。落書きも多く見えました。
城内はとても広くて多くの家や動物たちが生活しています。城壁内というのは安全で生活しやすいのでしょうね。しかり世界遺産で人が生活しているところは稀なのではないでしょうか?
城内に学校を発見。多くの子供たちが通っていて、とても息づいてましたね。意外に活気がある町でした。リクシャは本当にどこにでもありますね。
城内を少しでたところに政府管理オフィスを発見。ちゃんと管理をしているんですね。
ジャマー・マスジット<Jama Masjit>
次はここのメインモニュメントであるジャマー・マスジット。イスラム教のモスクですね。
ちっさいチケット売り場で購入。
外国人は500Rsでここだけでなく、チャンパネールのどの遺跡も入場することができる。
世界遺産の記念碑を発見。JamiMasjidと記載がありました。文字がやや異なりますね。
とても綺麗なモスクでした。少しドバイなどのアラブを思い出すような風景でしたね。猿が多かったです。
モスクの入り口がまたイスラム教っぽい刺繍ですが、どこかヒンズー教も取り入れられているような雰囲気がしますね。
この画像とても絵になります。このようなアーチ状の入り口からモスクなどの建物が見えるとすっきりと見えますね。
近くから見ると二つの巨大なミナールはとても大きく立派でした。屋上にサルが座っているのがみそです。笑
拡大してみました笑
刺繍がヒンズー教っぽい感じがしますが、とても繊細な彫刻でした。
入ってみると人の気配がなく、ひんやりと静まり返ってました。
同じグジャラート州のラーニー・キ・バブ(女王の階段井戸)でみたような形、彫刻ですね。どこか似てます。
中央にミフラーブというモスクには必ずある礼拝用の壁がありました。ここで毎日お祈りをしていたんですね。
Sahar ki Masjid
こちらもイスラム教のモスクですね。
先ほどと異なり、かなりの人でにぎわってました。
今回、時間の関係で立ち寄ったのはSahar ki Masjid (Bohrani)とJami Masjid、城壁(Fortresses and walls)の3つだけでしたが、遺跡の数でいうと100以上あるとのことで次回がもしあればパーヴァガドゥ丘にあるカーリーカマタ寺院(Kalika Mata )にも訪れてみたいと思います。