インド・ムンバイで在留日本人が集まったネイチャーズバスケットというバンドで演奏ライブをしましたのでその実録です。
ライブ情報
今回は日本人駐在者が帰国や移動する人がいたので、その送別会を兼ねての演奏ライブでした。これまで、数人単位で演奏することはありましたが、10人以上の演奏者でそれぞれマイクなどの個別機材をミキサーにつなげてのライブは初めてと言っても良いと思います。
演奏曲
日本の曲を中心(情熱大陸 等)に9曲を演奏しました
演奏場所
Crafters Tap House。
会場評価
雰囲気 ★★★★★
設備 ★★★★★
人・対応 ★★★ <当日のPAは良くなかった、レストラン側は良い>
費用 ★★★★
費用は大人 2500Rs, 子供1500Rs でちょうど良いぐらいでした。
集客数
約100名 [74名+α(自由席)]
客層
主に駐在している日本人やその奥様、子供が大半だったが、一部たまたま訪れたインド人もいました。
苦労ポイント
会場探し
最終的に選んだ会場はCrafters Tap House
自分たちが探した限りだと、日本にあるようなライブハウス(ライブを専用で行う)はなさそうでした。あるのは、クラブっぽい会場か、音響設備を備えたレストラン・バー。あとはすべて持ち込みになるのですが、マンションの共有スペースを借りるとか。自分たちはカホンを利用していたので割と自由でしたが、ドラム設備があるところというとかなり限られます。インドではドラムではなくカホン(持ち運び自由な)をおすすめしますね。 今回選んだ会場は、レストランだったのですが簡易ながらステージがあり、その四方に大きなスピーカーがある。そして200人は収容できるため、中規模なライブをやるにはもってこいの場所だと思います。でもドラムはないので要注意です。
問題は、おそらく4つ以上のマイクやそれぞれの楽器からミキサーにつなげるということをしたことがないということです。つまり、通常は歌とギターとカホン(リズム)とか、シタールとかの伝統演奏はマイク2~3個で拾うだけなので数は必要ありません。
ただ、今回は楽器の数が多くてマイク、XLRでの接続が10ケーブル以上。。。。レストラン側も対応できずサードベンダに丸投げし、当日どんな機材がくるのかわからない状態でした。
レストラン会場は各隅に4つのスピーカーが常備されております。ですが他はなにも設備はなく、基本は音楽を流しているだけです。特別に演奏をする日には他の会社にお願いして機材を持ち込んでもらう形でした。
機材調達
インドでは日本のようにはいかないのですが、それでもそこそこのものは手に入ります。マイクスタンド、カホン、XLRケーブル、等です。ただ、傾向として古い機材が多く保管状態が良くない、手入れをしていないため、非機械的なもの(マイクスタンド等)やケーブル類はまだ購入してもよいのですが、エフェクター、ギター、カホンなどはできれば日本で購入するか、物をみて問題ない(比較的新しいもの)を選んで購入した方が良いと思います。
>機材を調達できる店
138, Mahendra Chambers, D.N Road, Fort, Mumbai, Maharashtra 400001
ベース、ベースアンプを購入したところ。店員も親身になって相談に乗ってくれて比較的機材もそろっているところ。ただアコースティックギターなど、メンテナンスができていなそうなものもあり、購入する前には試演奏はすべし。
当日のトラブル
設備は基本的に問題なかったと思います。マイク、ケーブル、ミキサー、スピーカーなどの設備は想定通りそろいました。問題はミキサーを操作するPAエンジニアです。
楽器が10個程度あったので、一つ一つ試していきましたが、一度音が出て問題ない楽器がその後なぜか音がでなくなる。明らかにPAが勝手に音量を下げている。今回厄介なことに演奏曲ごとに人・楽器が変わるのでその都度音を確認するのですがとにかく音が出ない。さっきまで出てたのに!俺は悪くないぜ!みたいな顔してピザ食ってやがりました。
結局、3時間の演奏時間のうち、2時間を音響調整に時間を取られ駆け足で演奏したのですが、送別される方はとても喜んでくれたのでまーいいかと。
インドでライブをやろうとすると、本当に大変でしたがやってよかったですね。世界はやっぱり難しい!
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※ネイチャーズバスケットとは?
ムンバイで音楽活動するグループの名前。年に数回ムンバイ付近でライブを行ってます。メンバの年齢層、ジャンル、演奏曲は様々で、大人な日本人で構成されてます。
ご興味のある方、参加希望の方はこちら(nbbandmumbai@gmail.com)にご連絡ください!
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